横川隆一のホームページ

建築・音楽・自転車・旅・あれこれ…

architecture, music, bicycle, travel and so on...

top自転車・旅知覧・指宿・球磨川

自転車・旅 2012

知覧・指宿・球磨川:2012.10.8〜10.11/自転車:Panasonic Traincle 6500-remodeled

行程概要詳細地図

■1日目:10月8日(月・祝) 走行距離:21km
鹿児島空港からバスで知覧へ、そこから枕崎まで走る。

■2日目:10月9日(火) 走行距離:35km
開聞岳一周の後指宿まで走り、JRで人吉へ。

■3日目:10月10日(火) 走行距離:37km
球磨川沿いを経て佐敷まで走った後、鉄道で熊本へ。

■4日目:10月11日(水) 
熊本空港8:00発のANAで帰阪。

1日目:10月8日(月) ◆鹿児島空港から枕崎まで

熊本で所要がある機会に、
九州で走ってみたいところ行ってみたいところ、
今年は南九州、知覧、枕崎、指宿を巡り、
球磨川を経て熊本へ・・・。

伊丹発08:05のANAで09:15鹿児島空港着、
空港バスで鹿児島市内へ向かう。

鹿児島空港から枕崎まで

鹿児島中央駅まで直通バスで約40分。
九州自動車道を通る。

鹿児島中央駅前に到着!

鹿児島中央駅前11:17発の路線バスで知覧へ、
武家屋敷入口バス停で下車、

向かいに蕎麦屋さんがあり、
駐車場は満杯、順を待つ人があふれ、

「そばの日」の幟が!

そば蛇茶屋吹上庵知覧武家屋敷店・・・
1時間半待ちをいっぱい並んで待ってる!!

鹿児島駅のコンビニでオニギリを買っておいてよかった!

薩摩の小京都「知覧」が以前から気になっていてやってきた。

知覧武家屋敷群

国指定重要伝統的建造物群保存地区

通りには石垣に守られた武家屋敷が並び、
500円でクーポンを購入すると、
案内図にある赤丸の七つの庭園がみれる。

案内図の左端の橋を渡り、
赤い通りを左から右へ、西から東へ辿る。

通りに踏み込んだとたん、引き込まれる。

午前10時〜午後4時は車両進入禁止

日本語をしゃべらない・・・外国人観光客も多い。

生垣の造形は見飽きない。

立派なお屋敷の門の向こうにアイストップの石塀がある。

今日は体育の日!

自転車は石垣にもたれかけさせて置き、お屋敷に入る。

これは7番の森重堅庭園

生垣でできたアイストップ

これは3番の平山亮一庭園

イヌマキの延々とした遠山を背景に、

築山のようなサツキの大刈込・・・

パンフレットの写真はピンクのサツキが花盛り!

こういう石塀も!

これは知覧型二ツ家

お茶をいただける。

ここが通りの東端、

ゲートっぽい感じです。

武家屋敷群から国道をしばらく行くと、
知覧町護国神社参道があり、

中へ進むと広い空間があって、
太平洋戦争時の戦闘機などが何機か展示してあった。

「知覧特攻平和会館」を訪れて衝撃を受ける。

太平洋戦争末期の沖縄戦で戦死された
1,036名の隊員の遺影が出撃戦死した月日順に掲示され、
その下には家族・知人に残した
遺書・手紙・辞世・絶筆等を展示してあった。

全特攻戦死者1, 036名のうち439名と、
全員の半数近くが知覧基地から出撃、
知覧から沖縄までの飛行時間約2時間、
知覧は沖縄に最も近い飛行場だったのだ!

特攻隊員の宿舎だった」三角兵舎」
敵の目を欺くため松林の中に半地下壕をつくり、
屋根には幼木をかぶせて偽装した。

各地から集まった隊員はここで二〜三日生活した後、
雲の彼方の沖縄の空で、
爆装した飛行機もろとも艦艇に体当たりして果てたのだ。

衝撃を胸に枕崎に向かうと、
左手茶畑の向こうに開聞岳が!

明日は開聞岳を一周して指宿へ向かう予定。

ようやく枕崎の街の気配が!

はるかに見えるのが「火の神公園」
先端から離れて立っている尖がった岩が「立神岩」

鹿児島空港から枕崎まで

宿でお奨めの店を教えてもらい、
暗い街中を自転車でひとっ走り

来たのは話題の店!魚処「まんぼう」

ここならではメニューを選ぶ。

鹿篭豚(黒豚)串炭火焼きを半人前と、

枕崎名物おすすめ!NO1!
特上「かつお丼」で満腹!!

向こうの明かりの辺りが
「枕崎お魚センター」のある辺り・・・

2日目:10月9日(火)◆枕崎から人吉まで

はるかに見えるのが「火の神公園」
先端から離れて立っている尖がった岩が「立神岩」

6:30撮影
少し走って港に出た後、
最南端の駅、枕崎駅へ

最北端の稚内駅へは何度も行ったので、
最南端の枕崎駅へも来たかったのだ!
灯台のミニアチュアがあり・・・
稚内まで3,140qとある!
これが指宿枕崎線の終点
長いホームの先端に列車が一両停まっていて、

枕崎から指宿まで
開聞岳を一周すべく、
そのふもとの開門まで行く。
7:38発指宿行き、この後は13:18迄ない

正面に開聞岳が!
だんだん大きくなる

8:22開聞駅で下車

土手のような駅…

ここから開聞岳を一周する
麓まではまだ遠い
直線道路を麓まで走ると
右はゴルフ場入口なので、
左の道を進むと
トンネルが!
暗くて怖い!

トップライトの穴の間隔はあらくて、
長い上アップダウンが!
ようやく抜けたと思ったら、
その先にまたトンネルが見えて、
後からのバタバタ音が次第に大きくなって、
オートバイが抜いて行った。
二つ目も長いトンネルだったが、
ようやく終わりのようだ・・・
トンネルを出ても緑のトンネルが続き、
ようやく海が見えたが、
GPSを見ると標高100m辺りを走っていて、
肝心の開聞岳には近づき過ぎているためか、全く見えない。
海側の緩やかな斜面では農作業中…
青い海の向こうは枕崎の方向だ。
山裾から少し離れたためか、
ようやく開聞岳が見えた!
離れるとよく見える。

この一周はつまらなかった…
でも、
周って見ないと分からないからしようが無い。

これまでのランキングは、
1位:利尻島(利尻富士)
2位:桜島
3位:羊蹄山(蝦夷富士)
といったところでしょうか…
畑の中の道を行くと、
灯篭の並んだ道になり、
鉄道のガードをくぐり、
池田湖の方へ北上すると、
何だか臭い…
臭いはず!牛舎があった。
気になる形の岩山のわきを通り、
唐船峡公園に寄って、
元祖「回転式そうめん流し」を食べることに、
もっといい写真を撮っておけば良かった!
11:25頃、池田湖畔に到着。
これはネッシーならぬいイッシー!
ここからも開聞岳が見える。
指宿駅前に着いたのは12:30頃で、

槇文彦設計の「岩崎美術館」を見に行くと、 同じエリアに
写真でよく見たことのある「指宿いわさきホテル」があり、

同じオーナーであることを知る。

写真ではよく知っている美術館で、
初めてなのに何か懐かしい…
向かいの工芸館とは地下通路でつながっている。
撮影の許可をいただき撮影!
こちらは工芸館。
この後海岸沿いにある「砂蒸し」へ、
屋根の下は、
こんな風になっていて、
15:07指宿発の列車には何とか間に合いそうなので、
砂に埋まると温かい・・・少し熱い。10分で終わり。。
埋まっている間は首が曲がらないので、
こんな風には見えない。

遥かに見えるのは、錦江湾の向こうの大隅半島だ。
15:07発
指宿のたまて箱6号
なかなか凝ったインテリアだ!
桜島が…今日はあいにく見えない。

鹿児島中央駅で
特急「霧島14号」に乗り換え

16:52発

これもシャレてる。
桜島に一番近い距離になり、見えた!

16:52隼人着
今度は白い列車に乗り換え17:02発


18:04吉松着
今度は赤い列車に乗り換え18:22発

大畑と書いて「おこば」

アプト式になっていて、
スイッチバックしたところ…

もうすぐ人吉だ!

19:19人吉到着

枕崎から人吉まで
暗くなった街中を自転車でぶらつくのもなかなか楽しい…

今日もずいぶん盛り沢山な一日だった。

3日目:10月10日(土)◆人吉から熊本まで

翌朝、撮影時刻7:30

今日は午後3時までに
熊本に行かなければならないので、

早めにスタート。

人吉から熊本まで

と、大きな鳥居に出くわす。
池を跨ぐ太鼓橋を渡ると赤い鳥居があり、 階段を昇ると山門があり、
山門をくぐると本殿がある。

国宝「青井阿蘇神社」
山門も本殿も珍しい檜皮葺だ。

街中から外れて球磨川右岸をしばらく走り、
赤い橋は渡らず、

次の白いトラス橋を渡って、

今度は左岸を下り、
大きな橋が見えてきたが、
この大きな橋は渡らず、
次の赤い橋、
歩行者・自転車専用道路を渡り、
今度は右岸を川下方向に走る。
やがて目印の渡駅があり、
その横の踏切を渡ると、
球磨川下りの発船場があって、
川の方では発船の準備中、

8:30発のに乗れれば、
午後3時熊本到着が可能なのだが、
10人集まらないと仕立てないとのことで、
船には乗れなかった。

発船場の人にアドバイスしてもらい、
交通量の多い右岸…人吉街道ではなく、
交通量の少ない左岸を行くことにし、

赤い橋を渡ると、
乗りたかった船が並んでいる。
聞いたところでは、予約でいっぱい!
渡駅を過ぎてしばらくして、
鉄道…薩肥線も左岸を走る様になる。
球磨川が一望できた!
右の上に見えるのは役場らしく、急勾配の道が付いている。
おおっ!なかなかの難所!
おおっ!列車に抜かれた!!

一両でも列車っていうのかな!?
球泉洞駅にほぼ同着!
9:19新八代行
この後は13:02までない。

なので自転車が頼りだ!
この先は岸壁にへばりついたような道が進む。
でも交通量が少なくて快適だ!
はるかかなたに、丸いこぶ状の物体が!
トンネルを抜けると、

正面に見えた!

 

球泉洞森林ミュージアム

今は亡き木島安史の作品だ!

川を挟んで正面から見る。
すごい存在感!

どもここからは、簡単にはとても行けない
右岸の道から左折して川を渡って進む道が、
これから行こうとしている佐敷という駅に向かう道なのだが、

今走っている左岸の道とは複雑なつながり方をしていて、
しかも一部ががけ崩れで不通になっていて行けない!
左折せず川沿いをそのまま下れば

八代へ行くことはできるが距離が長く、
時間がかかりすぎて熊本の到着時間に間に合わない。
慌てる。

致命的箇所はこの写真の箇所ではなく、
この後に出てくる箇所なのだが、
慌ててしまって写真を撮ることなど忘れていた。

まあ何とか奇跡的に抜け道を見つけ…

やれやれ…

あっ!しまった!!
写真を撮り忘れた…というわけ…

何となく、もう直ぐのような景色になってきて、

高速道路をくぐってしばらく行くと、

佐敷駅に到着!

ここが、程々列車が走っている鉄道の、
人吉から一番近い駅だったのだ。

「肥後オレンジ鉄道」で、
ここから八代まではJRと別料金だ。

近くのコンビニで、

おでんにおそばを加えてもらいお昼。

11:20佐敷発

海岸線を走る。

この写真は後方に向かって写している。

11:50八代着

 

12:11発の赤い電車に乗り換え

宇土市立宇土小学校を見るため宇土駅で下車
自転車で10分ほどのところ

軽やかな佇まい

手前角に教員室があり、

見学には教育委員会を通して予約が必要とのことで、
外からぐるり…ぐらいなら…ご了解をいただく

学校版「コートハウス」
あとまだ22km!
撮影時刻=17:22
いいですね!
予定していたものも見ることができ、
いい気分で宇土駅に戻り、
13:37発の黒い電車に乗り、
13:50熊本着、

人吉から熊本まで

14:01熊本発の電車に乗り換え、
14:15東海学園前着、




駅の名前は「東海学園前」

駅の改札…といっても係員が立っている改札
に接して踏切があり、
ここを渡ってキャンパスに入ることができる。

上段に「東海大学」
下段に「東海大学付属熊本星翔高等学校」

この後キャンパスを抜けて某所に行き用件を済ませ、
熊本交通センターホテルに泊。

4日目:10月11日(木)

早起きし、
ホテル直下にあるバスターミナルから始発のバスで空港へ、
熊本8:00発のANAで9:05伊丹着。

阿部野橋行きの空港バスの車窓から、
完成間近い「フェスティバルタワー」が見える。
この日の午後に大学で授業があるので戻ってきたところ・・・