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自転車・旅 2016

会津若松・裏磐梯:2016.10.25〜29/自転車:Panasonic Traincle 6500-remodeled

◆長らく行きたかった会津若松から始まる5日間

■1日目
ANA・空港バス・JRを乗り継ぎ「猪苗代」へ行き、
自転車で「会津若松」まで走る
■2日目
会津鉄道で湯野上温泉へ〜「大内宿」へ自転車で往復
■3日目
JRとバスを乗り継ぎ「五色沼」へ〜「猪苗代」駅まで自転車
■4日目
「東京」を自転車を使わず散策
■5日目
「東京」を自転車で散策の後、ANAで帰途に


1日目:10月25日(火)

伊丹08:15発のANAで福島空港09:20着



福島空港09:35発の空港バスに乗り
JR郡山駅へ向かう


空港に接している幹線道路に出て左折!

郡山まで24q!

郡山駅前の高層ビルが見えてきて、
40分ほどで10:15JR郡山駅に到着

郡山からはJR磐越西線

会津若松行の快速は10:44発

進行方向右前方に磐梯山が見えてくる!
猪苗代駅に11:18到着

ここからは自転車で猪苗代湖畔に出て、
途中「野口英世記念館」に寄った後
猪苗代湖遊覧船乗り場を目指すことに

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「越後街道」を西へ

明後日はあの山の向こうの裏磐梯へ行く!
湖岸からかなり離れた道を西へ



食堂があったので昼食

「けんちんそば」に「おもち」のおまけ付き
「野口英世記念館」

見学する予定でしたが、
雲行きが怪しくなってきて雨中走行が懸念され、
見学はパスすることに


道路が湖岸から離れたままなので
湖岸へ出てみたいと思ったのだけれど・・・

この道では行く気がしないのでやめる

ようやく湖岸に出て「遊覧船」が見えた!

でも風が強い!!

到着はしたものの、

風が強烈で、人の気配もない!
荒波が岸に打ち寄せ、

単調な海岸線げ囲まれた湖で、
遊覧船に乗れなくて残念!という気にはならない

もうしばらく海岸沿いを走った後、
「越後街道」は湖岸を離れて内陸部へ
会津若松へ向かう

風が強くて雨が降りそうで、
寄ることにしていた「天鏡閣」のことも忘れて・・・

そんな時うれしくなる

途中で幹線道路から外れて、
会津若松市街への近道を選ぶ

山越えの「旧道」を行くと、

会津藩士のお墓が!



旧道に入る手前に「22人の墓」
旧道に入ってから「11人の墓」があったので、
これが3つ目!
この看板の青いのが「国道49号線」で、
赤いのが通過した「旧道」

湖畔と「旧滝沢本陣」を結ぶ「滝沢旧道」という道

現在地は「滝沢峠」


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徐々に道は細くなって

とうとう行き止まり!

それでも引き返す訳にはゆかない

Google map では市街地とつながっている

芭蕉の句碑!

ひとつ脱て うしろにおひぬ 衣かえ
東屋があり、

その向こうに見えるのは

この案内板!

でもまあ昔なら立派な道!
これは「船石」
自転車に装着したiPhoneがあれば、


不安感はない!

でもさすがに、長らく車は通っていないらしい

ようやく終点が!

Google mapのの道で、通行禁止はザラ
ようやくまともな道を下り、

「飯盛山」の麓に到着!

雨っぽいので自転車を軒下に鍵して、
ここからは歩き

上りごたえのある階段を上り
広場に到着
「白虎隊自刃の地」はその右手、東の方にある
「白虎隊自刃の地」


慶長四年(1868)八月二十三日(新暦十月八日・・・

会津若松市街が一望に見渡せる

「白虎隊士の墓」

そしていよいよお目当ての
「さざえ堂」へ向かう

その手前に
「白虎隊十九士霊像」が祀ってあるお堂があり

その前を行くと、見えた!

やっと来ました「さざえ堂」!

「栄螺堂」と書く!
入場料は大人400円

ワクワクしながら中へ
時計回りに上ってゆく
壁に貼られたお札はどれも個性的


紅葉が美しい

1週半で頂部に到達

頂部の太鼓橋を渡って下りに移る

下りは反時計回りで一周半
全国にはほかにもさざえ堂が2つある

埼玉県本庄市の成身さざえ堂

群馬県太田市曹源院さざえ堂

どちらも四角い


合計三回転して全国の札所をお参りした気分に・・・

さざえ堂を後に階段を下りる???

いやいや、
さざえ堂にはこちらからアプローチしなくては!!!
境内には「厳島神社」があり
さらにその奥に「戸ノ口堰神社」が

お天気が良くないので、

「飯盛山」で今日はお終い!ということで、
駅前のホテルまで走って夕刻早めにチェックイン

ところで会津若松には繁華街らしきところがなく、
駅ビルも小さくて飲食店舗もなく、
夕食場所を見つけるのが一苦労でした。


2日目:10月26日(水)

この日は朝から好天に恵まれた

朝から「大内宿」へ、 午後には戻って「鶴ヶ城」などに

 

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会津若松発08:52発に乗る

これはJRではなく会津鉄道

40分ほどで湯野上温泉に09:30到着

この人たちは、
駅の外で待ち構えていたシャトルバスで
サッサと「大内宿」へ向かった模様

こちらは自転車を開き、

駅前をうろうろしてから出発

「茅葺き屋根の趣ある駅舎」

「大内宿」までは緩やかな上りの約6q

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踏切を渡り

鉄道沿いの幹線道路から脇へ入ると、

単調な道が続き、
時々大型の観光バスが行き交う

広い駐車場が見えてくる!

休日は車が数珠つなぎになるらしい・・・
ここは福島県下郷町!

案内所があって、ここからは車の進入禁止

自転車は乗らなければよい!

しばらくアプローチが続き

やがて家並みが始まる

右へ少しカーブして
あとは真っ直ぐ
妻側が道路に顔を出していて、奥行き方向に長い建て方

街並みの中ほど当たり、
道路に面して広い庭がありその奥に大きな建物!

「本陣」が復元されて「街並み展示館」になっている

直線道路の突き当りを

左へ上ってゆくと
見晴台になっていて

街並みの全容を見ることができる

中心軸上は樹々と重なる

突き当りのお宅は食堂をしておられて

街並みを眺めながら食事ができる
名物の「山菜そば」!
数軒に軒は食堂
ほとんどのお宅がおみやげ屋

棟飾り

どれもこれも
かたちが面白くて・・・

撮りためた写真は後日「写真館」にアップします!

紅葉も見ごろで・・・
帰りは下りでスーイスイ!

湯野上温泉駅へ戻ってきました。

改札を通らせてもらって線路上に出て

駅舎を線路側から撮影
「新宿と会津を結ぶ
新しい鉄道の旅」って?
「湯野上」は「ゆのかみ」と読む!

「が」とは濁らない

さすがは温泉駅とあって、

駅舎の並びに「足湯」があるが

ホーム側からは行けない
午後1時ごろ列車がやってきた

どうやら

お座トロ展望列車「湯めぐり号」

2両目は「お座敷」
先頭車両の先端は展望席!
見晴スポットで停車!

解説付き!!
数か所停まったかな・・・
次の芦ノ牧温泉でもたくさんのお客さんが乗ってきて・・・

列車が走り出すと手を振る駅員さん!

磐梯山の上の方に雲がかかっている

麓に「鶴ヶ城」が見える

地図を見ていて
「鶴ヶ城」へはこちらからの方が近い!
と気が付いて、

「会津若松」の二駅手前の「西若松」で飛び降りる

ピザができるまでの間、
及川農園の及川夫妻が若かった頃の 卒業写真を見て、
「これがかおりさん!?」とか当てっこしています!

この地図を見ていて気が付いたのだ!

駅から「城南通り」を北上

 

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南側のお堀に着き

「西出丸」から場内へ入る

端正な姿

大河ドラマ「八重の桜」が思い出される

 

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品よく美しい!

軒裏の重なり
天守閣から南方向を見る

天守閣から見た南走長屋と干飯櫓
左・・・南東方向を見ると

鶴ヶ城主ゆかりの茶室「麟閣」が見える

その「麟閣」へ

門を入ると

広いお庭の一番奥に「麟閣」が立っている
これは「麟閣」の南妻面

夕暮れが迫っているのに気が付いて、
慌てて自転車を走らせ「会津武家屋敷」へ

見どころ満載で・・・

 

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入口を入ると中央に通りがあり、
その左側全体が「家老屋敷」

先ずは順路通り右側のエリヤへ

この「旧中畑陣屋」などいくつかを駆け足で見た後

「家老屋敷」へ

午後4時半を過ぎて暗くなり始めた
内部も覗けて
生活の様子や

当時の遺品が展示してあり

独立した蔵もあって魅力的な外部空間があった!

撮影記録では17:48

手前に「鶴ヶ城」
はるか彼方に磐梯山が見える
駅前のホテルに向かう頃にはすっかり暗くなって、

会津若松駅の一つ手前の七日町駅から
東へ延びる通りが繁華街と聞いたので、
食堂を求めて走ったのだが・・・無い・・・

で、そのにあったのがこれ!
「白木屋漆器店」
大正3年築の木造洋風建築で見学可とのこと

これでこの日はお終い

3日目:10月27日(木)

この日は裏磐梯の「五色沼」を散策するため早起きして、
会津若松発6:45〜7:10喜多方着

喜多方の駅前に立つと、
快晴の青空に向かって真っすぐの道が延びる
五色沼へ行くバスまでの時間、
少し急ぎながら町を散策する

中央の道より一筋東の道が良さそう・・・

 

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一筋東の道に出る!

時間が気になって、
ガイドブックと照合する余裕がなく、

撮りためた写真を適当にピックアップして
掲載していますが、

歴史的景観指定建造物だらけ

建物に気を取られながら自転車で走っていても、
これはいい!!

車道と歩道がゾロ!

これは「福西本店」

・・・

これは一番北端にあった

「甲斐本家蔵座敷」

これは

「大和川酒造店」・・・だったかな・・・

再訪してゆっくり散策したい!

と思いながら駅に戻り、
喜多方駅発08:38のバスに乗り、裏磐梯へ
時刻表では09:39五色沼入口着

 

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左手に「檜原湖」

五色沼入口駅で下車

裏磐梯ビジターセンターのコインロッカーに荷物を預け、
自転車はスタンドに繋ぎ止め、

身軽になって「五色沼自然探勝路」散策に出発

ガイドブックでは約4q、約1時間30分とあります。

 

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まずは導入路

先ずは「毘沙門沼」

紅葉が真っ盛りです

池の彼方に磐梯山が見えます

水の蒼と紅葉の対比が美しい

散策する人々

時々子供たちの一団とすれ違います
これは「赤沼」
大きな黄葉

子供たちの一団

きれいなキノコ
子供ずれも多いです
これは「弁天沼」だったかな・・・
息をのむ紅
遠景〜中景〜近景

これは「瑠璃沼」

・・・

「青沼」

しばらくして探勝路はお終い!

バス通りでて、バスで一駅戻って、
桧原湖畔の散策路に入り

その散策路を、
湖岸に出るところまで行こうと
歩いているところです

木立が湖岸へ近づくことを阻みます

でもようやく近づいてきた感じで

とうとうビーチに出ました!

ここまで来たのは、
桧原湖を見渡したかったからで、
来てよかった!

この後またバス通りまで戻り、

バス停の近くの湖岸を
覗いたりしているうちに時間が来て、

バスがやってきました!
乗ったバス停から三つめが終点の「五色沼入口」

すっかりお腹が空いたことに気が付き、
駐車場にある食堂へ行き、

ここでは迷わず「喜多方ラーメン」!
さあここから、JR猪苗代駅へ下ります
午後2時半ごろだったかな・・・

i猪苗代16:52発の郡山行きに乗ることに

20qも無いし、下りだし、 時間は十分です

 

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気持ちのいい道です

実はここに出るまでが大変だったのですが・・・

磐梯山の絶景ポイントです!

Google map 通り進んだら行き止まり!
おまけに野生の猿たちが!

秋元湖の湖岸へ出る道を見つけました!

奥に進むと

神社があって、
そのバックの土手を上ると

湖岸に散策路があって

見渡すことができて、大いに満足しました

ここから放流されていて、

この水は猪苗代湖まで行くのでしょう
交通量の結構多い道を下り
平地まで下りてくると風の強いこと!

逆風に耐えながら到着!

予定通り16:52の郡山行き「各停」に乗りました

車窓から磐梯山と別れを告げ、

猪苗代16:52〜17:35郡山
郡山18:05〜19:28東京_やまびこ152号
夜の東京で、
自転車&荷物と一緒に食事はしづらいので、
東京駅で駅弁を買い、
ホテルの部屋でいただきました。



←クリックすると蓋が取れます! 

4日目:10月28日(金)

この日は朝からお天気が悪く、降雨必至だったので、
自転車なしでの東京散策です。

銀座のホテルから先ず行ったのは、
「東急プラザ有楽町」


行った理由は設計が日建設計だから
ソニータワーの向かいなんだ!
でも見れたのは外観と足元だけ

まだ9時前だから営業時間はまだまだ
裏っ側はガラスでなく金属

東京国立博物館へ
開館の9:30に合わせて行く

この展覧会が観たかった!

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これは東京限定らしい・・・

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図録の表紙です

滋賀 櫟野寺の十一面観音菩薩坐像 重文

高さ3mを超える巨大仏で撮影は禁止

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★特別展につき撮影禁止


この後常設展へ、こちらは
☆撮影可・・・いくつか紹介

男神坐像 大将軍八幡・京都 ◎重文
弁財天坐像 ◎重文
慈恵大師坐像 金剛輪寺・滋賀 ◎重文
同上_拡大

十二神将立像 曹源寺・神奈川 ◎重文

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巳:上段中央
アットゥシ 樹皮衣 北海道アイヌ
埴輪 「踊る人」
小早川秀明所用の陣羽織 ◎重文
加藤清正虎狩 歌川国芳

国博の後は「国立西洋美術館」へ

1F 19世紀ホール
2F 展示室
見終えて外に出ると本格的な雨!
「国立西洋美術館」を後にして一旦ホテルに戻り、
予め宅急便で送っておいた服装に着替えて、
夕刻からの元勤めていた会社のOB会へ渋谷へ・・・

 

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5日目:10月29日(土)

今日は東京の最終日で、
羽田15:00発のANAまで自転車と一緒に行動

先ず行ったのは、何となく気になっていた
「すみだ北斎美術館」

最寄駅は中央・総武線「両国駅」かな・・・

「江戸東京博物館」から東へ300mほど

「両国国技館」からだと600mほどかな・・・

なんとも斬新!
でもまだ外回りが工事中で、

中はどうなってるかな・・・

と思って隙間からのぞくと
まだ開館準備中だった!

でも中は面白い!

万華鏡みたいで、
向こうにちょうど「東京スカイツリー」が!

設計は天才妹島和代!

それにしても電線がすごい!!

その後、
今年広島に行ったときに「おりがみ会館」の存在を知り、
そこへ行こうと”Google map”を辿ってゆくと、
「 横網町公園」にやってきた!

「両国国技館」や「江戸東京博物館」の
2つ北隣のブロックにある

因みに、 「綱:つな」ではなく「網:あみ」 
この公園の中心施設が「東京都慰霊堂」で、
関東大震災と東京大空襲による
死者の遺骨が安置されている!

公園の北側には、関東大震災を後世に伝える施設
「東京都復興記念館」がある!

「東京都復興記念館」に入り展示を見学



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公園へは南東角から入り、北に抜けた

これは抜けたところ、南の入口から
北方向を見たところ

まだ色づいていないが、
きっと美しい黄色のトンネルになるのだろう

「おりがみ会館」に到着


東京都文京区湯島1丁目1-7-14

●JR御茶ノ水駅(聖橋出口)
●地下鉄丸ノ内線御茶ノ水駅
●地下鉄千代田線新御茶ノ水駅
●地下鉄銀座線末広駅
各駅から徒歩約7分

1階が展示場、3階が売り場

創業安政5年(1858年)
和紙・折り紙・染紙・千代紙・製造の老舗
・・・文京区文化遺産

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3階の売り場で折り紙を買った後
「おりがみ会館」を後にして、
”Google map”ナビに
上野公園の北にある「東京藝術大学大学美術館」
を目指して自転車を走らせていると、
気になる建物が!

「横山大観記念館」
場所は「不忍池」の西側

迷わず中へ

入館料550円を払って玄関へ

横山大観(明治元年:1868〜
明治42年(1909年)この地に居を構え、
昭和20年(1945年)空襲で焼失も、

昭和33年(1958年)に90歳で没するまで、
ここで多くの作品を制作した。

内部には、絵画作品・習作をはじめとする
多様な所蔵品が展示されいる…撮影禁止


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「東京藝術大学大学美術館」に到着
これが観たかった!

「驚きの明治工藝」展

来年京都の細見美術館の来るのだが、
一足お先に!

巨大な『自在龍』

今にも動き出しそう!

『自在蛇』

近くのTVディスプレイで動画を見せていた

ミニ「カマキリ」

ミニ「トンボ」


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帰りの便の時間を気にしながらぎりぎりまで観た後、
JR上野公園駅まで走って自転車をたたみ、
JRで品川へ、京浜急行快速に乗換え
羽田空港国内線ターミナルへというルートを選んだ!

羽田15:00〜16:05伊丹_ANA031で帰阪
夕刻帰宅しました